第9回 バーストークin熊本 レポート

みみもと

2009年10月05日 20:25

今日あったバーストークin熊本のレポートを早速担当が送ってくれましたので掲載します♪


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今回は竹田さんをゲストにお迎えして、
月経血コントロールをテーマにお話しました。
着物でぱりっと登場された竹田さんに見とれた私・・・
進行を忘れるんじゃないかと思いました(笑)

今回は私をのぞく10名の参加がありました。
参加された方々の多くが月経血コントロールのことを多少なり
ともご存知で、それに対して意識の高い方ばかりでした。


実際に月経血コントロールをされている竹田さんの体験談、
きっかけから実践、その後のからだの変化などを聴き
また、昔の人の月経のときの過ごし方などを聴きながら
それぞれの質問や自分の体験などをまじえて話は進みました。

たくさんのお話の中で印象だったのは
昔の人は月経の出血をトイレで出すのは当たり前のことで
それは”粗相をしたらいけない”という感覚だったということ。
私たちが排尿をもらさない、というのと同じ感覚で
月経血をもらすのは恥ずかしいことだったんですね。

月経血をおなかにためて、トイレで出すということは
そうでない現代人からするととても困難なことのように思えますが
排尿をためてトイレで排泄するのが自然なように
同じように自然にできることなんです。
月経血をとめるのもおしっこをとめるのもお通じをとめるのも
同じつながった筋肉。

どこかで難しくとらえていた私には目からウロコなお話でした。

月経血コントロール以外に、おむつなし育児の研究もされていらっしゃるので
おむつなし育児にも話は及びましたが、月経血コントロールと
おむつなし育児ってどこかつながってるなぁと感じました。
月経血をためてトイレでまとめて出す、というのは排尿をためて
まとめて出すという感覚に似ているんだそうです。
赤ちゃんもトイレにすわったりすると
その快感からだんだん膀胱に尿をためてまとめて排泄するようになるんだそうです。

もちろん月経血も赤ちゃんの排尿も、そのときの調子などで失敗もあります。
月経にしてもおむつなしにしても
どちらも完璧にすることが大事なんじゃなくて
月経を通して、こどもの排泄を通して
自分のからだや赤ちゃんそのものと向き合って
それをまるごと受けとめていけるような
うまくいえないけど、そういう部分が大事なんだろうなと感じました。


以下、印象に残った竹田さんの言葉です。

「着物を着て過ごすのが当たり前じゃなくなってからまだ100年も経ってません
それまでの長~い間、女性はそうやって生きてきたんですね
現代人がいくら昔とは違うといっても 
そう本質から100%異なるわけではないんです
だれだってできる能力は持っています

日本人はきっと他の国の人種と比べて虚弱な体質なんだと思うのです
だから着物で体幹を整え
夏は体を冷やすもの、冬は体を温めるもの、と季節の食べ物を食べて
弱い体を守ってきたのでしょう
だけど戦後ガラリと変わってしまった
でもそれはそれだけ日本人には受容性が高いということでもあるんです

敗戦してすべてを失い自信もなにもない状況では
それは仕方のないことだったんです
だから前の世代を責めるんじゃなくて
失ってしまった昔からの知恵を
まだ持ってる人が次に伝えていけばいいんです」


ゲストの竹田さん、素敵なお話をありがとうございました
参加者のみなさま、あの時間を共有できてよかったです。
いたらないところもたくさんあってご迷惑をおかけしたと思いますが
本当にありがとうございました。


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竹田さんの着物姿に触発されて、着付け教室をやろうという話ももちあがったとか♪
こちらも楽しみです☆

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